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SteelSeries Apex Pro TKL(旧型)レビュー

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かつて頂点に君臨した最強のキーボード

Apex Pro シリーズには11種類ある

旧型

APEX PRO(日本語配列、英字配列)
APEX PRO TKL (日本語配列、英字配列)

新型

APEX PRO TKL (2023) (日本語配列、英字配列)
APEX PRO TKL WIRELESS (2023) (英字配列)
APEX PRO MINI WIRELESS (日本語配列、英字配列)
APEX PRO MINI (日本語配列、英字配列)

はっきり言って新型・旧型でキーボードとしての性能は変わりません。他モデルも有線/無線や日本語/英語配列の違いだけで、基本的な性能はすべて共通です。

TKLモデルの新型と旧型の違い

新型(2023)は当初アクチュエーションポイントが0.4㎜~3.6㎜と0.2㎜~3.8㎜で違いましたが、その後のアップデートですべて同じ性能になりました。旧型も0.2mmで設定できます。あとはデザインが少し変わって、USBケーブルが着脱式になり、背面USBポートが廃止になったくらいです。

はっきり言ってキーボードとしての性能は全く変わりませんので、性能でApex Proを買いたい人は、無駄に高い2023モデルではなく、お買い得になっている旧型モデルを買うべきでしょう。

個人的に旧型モデルの最悪だった「USBケーブル」が着脱式、編み組みケーブルに改善されているのは超絶に評価が高いです。そうだよな、そこは改善するよな。旧型のケーブルはゴミだったからな。

どーーーーーしてもワイヤレスじゃないと嫌だ!!という人は新型のTKL WIRELESS (2023)を買ってください。43,000円以上するし英語配列しか無いですけど、TKLでAP0.2mmでワイヤレスを実現しているキーボードは現時点でこれしかありません。後で書いてますが、ラピッドトリガーが実装されれば、唯一の無線ラピッドトリガー搭載キーボードになる可能性を秘めています。

miniは新型とか旧型とかないです。日本語ワイヤレスもあります。矢印キーとFキーが無い60%レイアウトがいいぜ!という変態こだわりがある人はこちらを買いましょう。めちゃくちゃ不便ですが見た目はコンパクトでカッコイイです。不便ですけど。

まぁ、日本語配列ならともかく英字配列60%ならwooting60HEを買った方が…

Apex Pro シリーズはなぜ最強と言われたか

SteelSeries Apex Proは「FPS向けキーボード」として、長い間ライバル不在の最強ゲーミングキーボードでした。

それは「アクチュエーションポイント」が0.2mmという驚異的な早さで反応するからです。0.2mm押せば反応するキーボードは、最強の反応速度を誇り、競技プレイヤーはこぞってこのキーボードを使用しました。

標準的なスイッチが反応するまでに2mmの深さ、6ミリ秒かかるのに対し、Apex Proが採用するOmnipoint 2.0スイッチは最速0.2mmで反応、必要時間は0.7ミリ秒とされています。(SteelSeries公式より)

だからこそ、Apex Proは最速の反応速度を誇る、最強のゲーミングキーボードだったのです。

wootig60HEと「ラピッドトリガー」が登場するまでは。

「ラピッドトリガー機能」を搭載完了!

しかし、ライバル商品に負けたまま諦めるSteelsiriesではありません。2023年夏に現行商品に対してアップデートで「ラピッドトリガー機能」を搭載することをtwitterで公表しました。

Apex Pro TKL(旧型)の弱点

USBケーブルが最悪

とにかくキーボードに固定されている極太USBケーブルの取り回しが最悪です。見た目も悪いし、太いから曲げづらくてデスクの上で物をなぎ倒すし、そのうえUSBポートを2つも占領します。最悪です。

片方は背面USBポート用なので、刺さなくてもキーボードとして使うことはできるんですが、見ての通り二股部分がめちゃくちゃ太くかたいうえに短いので、片方だけ刺しても残った方が邪魔。結局2つとも刺したほうがマシという状態になります。最悪です。

2023年版では取り外し可能なUSB-C編組ケーブルとなって改善されました。

キーがぐらつく

個人的に使っていて最も気になったのがコレです。キーに指を置いたときに、上下左右にグラグラとキートップが揺れます。今までいろんなゲーミングキーボードを触ってきましたが、かなり酷いです。性能にはなんら問題ありませんし、使ってるうちに慣れるものではありますが、ちょっと感触的に許容できません。

ゲームの操作中など、キーに指を置いたまま待機する場面が多いと思うのですが、そういうときに結構気になります。スイッチの軸とその周りとの隙間がやや広いのが原因でしょうか。キーのぐらつきは押し心地に直結するので、ちょっと気になります。

Apex ProはSteelSeries独自開発のomni pointスイッチですが、このスイッチは他社の有名なスイッチ(cherryやkailh)よりこの点で明確に劣っていると感じます。

2023年版で改善されているかは不明です。

値段の割に高級感が無い

表面はさらさらした感触のアルミニウムで覆われていますが、背面は全部プラスチックです。どうも全体的に軽いこともあって、せっかくの金属製という質感が生かし切れていない感じがします(完全に個人の主観です)

しかもキーキャップがABS製なので、手汗や油分でテカるのもマイナスポイント。光を透過するダブルショットなので印字が消えることはありませんが、ABSなので使ってるうちにテカりは酷くなる可能性が高いです。

2023年版ではPBTに材質変更され、耐久性と質感が向上しました。

右上の液晶が何の役にも立たない

なんかもっといろいろ表示できるかと思ったら、システムモニターか、自分で描いたピクセルアートくらいしか表示できないっぽい。残念。あとめっちゃ傷つきやすいので注意(既に傷だらけ…)

もしほかにいろいろやり方があるならぜひ教えてください。

Apex Pro まとめ

ラピッドトリガー機能付きキーボードがすぐ欲しい人は買い

とにかくApex Pro最大の特徴はAmazonやヨドバシカメラなどの家電量販店で在庫も潤沢で買えばすぐ届くので
・wooting到着まで2か月は待てない
・英字配列のDrunkDeerA75じゃなくて日本語配列が欲しい
・日本語配列はREALFORCE GX1が売り切れてて買えない
・2万円までしか出せない
・とにかくすぐ欲しいという

そんな人にはぴったりです。

ABOUT ME
しじまアオ
しじまアオ
EVERBULES代表
PC・ゲーミング系ガジェット好きオタク 物欲に負けることに定評がある あまりにも買いすぎたので、少しでもお役に立てるようレビューやニュースを書き始めた
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