WOBKEY Crush80 Reboot Pro 提供レビュー
みなさん、キーボード好きですか?僕はもう、好きすぎて床が見えないくらいたくさんあるんですけど(ガチ)、手元に届いた「WOBKEY Crush80」があまりにもヤバすぎて、眺めながらニヤついてます。その結果レビューを書くのにだいぶ時間がかかりました。
気づけばMakuake支援の締切が迫っているのでやばい。KIBUさんごめんなさい。

結論
TKL80%のメカニカルキーボードとしてはエクセレント。つまり買った方が良い。
ボディや打鍵感が満足度非常に高いことに加えて、なんといってもワンタッチ分解機構が楽しすぎる。ちなみにRainy75と同じメーカー(WOBKEY)だが、打鍵音はちょっと違う。
ゲーム用というよりは、カタカタと入力を楽しみながら長い文章とか書く人向け。長文を書くほどこの良さが発揮される。
日本語配列(JIS対応)予定あり
ちなみに「日本語配列(JIS配列)」に対応させるパーツセットが後日発売されることがKIBUから発表されてるので、作業はJIS配列派の俺大勝利って感じ。このクオリティのJIS配列キーボードなんてほとんど無いよ!!興奮してきた!!ここで「ワンタッチ分解」が生きてくるワケ!!
予約受付中(2025/2/28まで)
Makuakeの支援は2/28まで

この期間だけの特別価格になっていて、Crush80 Reboot Proの最大割引率は先着100台のProモデル24%OFFだったが、2/18時点では既に受付終了してるので現在はLite20%OFF(21,500円)、Pro17%OFF(25,900円)が最大割引。
最大の特長は「ワンタッチ着脱」
まずはこちらをご覧ください。ワンタッチでボディが外れます。マグネティックボールキャッチ構造というそうです。
\ガッチャン/

革命ですよコイツはァ!!(以前から存在する構造ではある)

「え、蓋が外れるだけですよね?それになんの意味が?」
まぁ、そうよね。わかる、わかるよ、その気持ち。普通はキーボードの分解なんかしませんからね。蓋が開いたからなんだって感じだよね。俺もちょっと前までそんな感じだったからよくわかる。
でもね、キーボードってのは分解してパーツを交換するのが「普通」なんだよ(断言)
中に入ってるプレートとかスポンジとか、まぁいろいろ分解しないと交換できないパーツがたくさんあって、それを交換すると、いわゆる「打鍵音」とか「打鍵感」が改善されて大変気持ちよくなれるわけ。いやいや、イヤホンしてるから打鍵音聞こえないとか、打鍵感は性能に関係無いとか、そういうことを言ってんじゃないのよ。これは気持ちと信念の問題ですわ。分解するためには、何個もネジ外したり、内部のケーブルを断線させないように注意したりしないといけなくて、結構めんどくさくてコレがまた楽しくなっちゃうわけで、そこでこのCRUSH80が登場してさ、ドライバー無くても2秒で分解できる。凄すぎる。神か。しかも内部の接触コネクタの部分がマグネット式になってて断線もしない故障リスクも減ってる。やっぱり凄すぎる。神か。
第一印象:箱を開けた瞬間の衝撃
まずね、届いた箱を開けた瞬間から「あ、これやばい」と感じたよね。WOBKEYってRainy75で一気に有名になったブランドだけど、あの「雨音のような打鍵音」で僕らの心を鷲づかみにしたあのWOBKEYのプロダクトがCrush80として進化して帰ってきたわけで、もう期待値が天井ぶち抜いてたけど、届いた実物はそれ以上なんよね。

シンプルだけど洗練された専用パッケージに包まれたCrush80は、まるで高級なアルミの塊、もはや工芸品。手に持った時のずっしり感、アルミケースの冷たい触り心地、もうこの時点で「うわぁ…(歓喜)」ってわけ。開封直後の快感が味わえる製品ってやっぱりいいよね。所有欲が満たされていくこの感じ、堪らねえ…。
TKL(テンキーレス)レイアウト80%サイズが絶妙。デスクのスペースを無駄にしないし、機能性もバッチリ。まさにこれこそTKL。
デザインはケース側面にちょっとした傾斜があって、これがまた美しい。二色使いのケースデザインも最高で、ボディと底面が別カラーになってオシャレな雰囲気がグッドルッキング。


今回送ってもらったのはTGS2024で一目惚れしたNavyモデル、底面のバッテリー部分がこれまた微妙にコントラスト効いてて、所有欲がぐんぐん湧いてきて、ずっと眺めていても楽しい。
打鍵感:これも「WOBKEYらしい音」だ
キーボード好きにとって命ともいえる「打鍵感」と「打鍵音」
もうね、言葉にならないくらい素晴らしい。Proモデルには「Kailh Cocoa Switch」がついてて、これがまた絶妙。作動力45±5gfで、総トラベル3.6mm、作動トラベル2.0mmってスペックはどうでもいいんだけど、数字じゃ伝わらないこの滑らかさ。
これもRainyに系統としては似ていて、高音のカチカチ・パチパチ音がしない「コトコト」系と「Thocky(めっちゃ静かなゴソゴソ系)」の間みたいな音。
Rainy75の「カロカロ鳴る雨音のような打鍵音」のイメージはちょっと残しつつ、もう少しクリーミーになった感じ。
ガスケットマウントのおかげで衝撃が吸収されてて、反響音が少ない。内部には5層の消音フォームが入ってて、これまた絶妙なバランスで「詰まった感」出してる。キーボードのデッドニングはこの「詰まった感」が重要。マジでWOBKEYのチューニングって、こういうとこが好き。LOVE愛してる。Rainy75もずっとLOVE。

試しにフォームを抜いて打ってみたら「パキパキ」って鋭い音に変わって、これもまたいいんだけど、追加で予備フォームも入れると「ドスッ」って深い音になるし、自分好みに調整できるのが最高。変化が楽しい、あまりにも楽しい。
Redditでも「Crush80はフォームの有無で全然音が変わる」って話題になってて、みんなで「どの音が好き?」って盛り上がってた。深夜にこれ打ってると、ASMRみたいで癒される。
機能性:トリプルモードでどこでも活躍
Crush80は業界標準とも言える「トリプルモード対応」
有線、2.4GHz、Bluetooth、完璧。バッテリー容量はProモデルで7500mAhもあるし、RGBガンガン使ってもそんな心配なさそう。2.4GHzで使ってても全然充電切れしない。
接続も簡単で、Caps Lock横のスイッチをONにして、FN+TABでモード切り替え。あとはレシーバー挿すか、Bluetoothペアリングするだけ。3台まで接続できるから、PCとタブレットとスマホ、全部これ1台でいける。2キロ以上あるから、外に持ち出してスマホとかタブレットと接続する使い方はしないけど…。
ただ電源スイッチがCaps Lockの下にあるのはマジでやめてほしい。Rainyもそうだったけど、なんで裏面にスイッチ設置してくれないんだ?あまりにも面倒くさい。

カスタマイズ性:ホットスワップで無限の可能性
キーボード好きなら絶対気になるのがカスタマイズ性ですよね。というかCRUSH80はカスタマイズしてこそ本領発揮と言える。
当然ホットスワップ対応だから、スイッチ交換がめっちゃ簡単。Kailh Cocoaも最高なんですけど、やっぱりキーボードはスイッチ交換してなんぼみたいなとこありますやんか。Rainy75も「デフォルトのHMXスイッチは交換したほうがRainyの本気が出る」と言われてたくらい。
ProモデルにはFR4プレートが標準でついてるけど、予備でアルミプレートも付属してる。アルミプレートにしてみると、パキッとした硬い打鍵感になって、これはこれでアリ。柔らかめもいいけど、ハキハキした感触もいいよね。VIA対応だからキー配置やRGBも自由にいじれるし、もうね、カスタマイズの沼が果てしない。多分一生抜けられない。
デザインの細部:所有欲を満たすこだわり
大事なのはデザイン。これがWOBKEYのこだわり感じるポイント。たとえば、トップケースの上に「ハートビートライト」っていうLEDがあって、矢印キーの上あたりでチカチカ光るんです。
これがまぁまた可愛くてね、TKLのシンプルな見た目にアクセント効いちゃってる。ベゼルも前後が厚めで側面が薄めっていうバランスが絶妙で、デスクに置いた時の存在感がハンパない。
底面はバッテリー部分とウェイトが一体化してて、磁石でくっついてるカバーを外すとUSBドングルが出てくる。この収納アイデア、めっちゃ実用的だし、見た目も美しくて素晴らしい。Rainy75での「ドングル収納させろや!紛失しちゃうよ!!」という怒りが解消された。

実際の使い心地:ゲームも仕事もこれで完璧
実際使ってみてどうかって話なんですけど、もう最高以外の言葉が見つからない。
普段、仕事で文章打ったり、こういう駄文を書き連ねたり、ゲームしたりするわけだけど、Crush80はどっちも完璧にこなしてくれる。ラピトリは無いから『VALORANT』には使わないけど、遅延とか全然感じないからゲームも余裕でいける。2.4GHzのおかげで接続も安定してるし、打鍵感が軽快だから長時間使っても疲れない。
仕事だとタイピング量が多いんですけど、ガスケットマウントの柔らかさとスイッチの滑らかさが相まって、マジで手が全然疲れない。
コスパ:この価格でこのクオリティ…
Crush80のProモデルは159ドルから、日本だとMakuakeでクラウドファンディングやってて、26,500円。
これでこのクオリティって…CNCアルミケース、トリプルモード、ホットスワップ、5層フォーム、磁石構造、LEDのアクセント諸々…コスパ!これこそがコスパだ!
ワイヤレス金属ガスケットTKLという点だけ見れば、半額で買えるキーボードも世の中にはある。しかし、このCRUSH80のような「満足度がガチ」という製品こそがコストに対するパフォーマンスが良い製品と言うべきだろう。
気になる点
繰り返しになるが、Caps Lock下のスイッチはマジでやめてほしい。
底打ち音は人によっては大きめと感じるかもしれない、静かな場所だと気になる可能性はある。
Lite2色、Pro10色展開
もう全部いい。どれでもいい。好きなのを選んで欲しい。
CRUSH80はカラーごとに採用されている着色方法が異なる。Blue、Pink、Yellow、Purple、WhiteがElectrophoresis電気泳動、Silver、Warm Silver、Navy、Black、RedがAnodized陽極酸化処理。

Electrophoresis、電気泳動着色
電気泳動はアルミニウムのコーティングプロセスの一つ。電気泳動処理は数分間行われ、この処理中にコーティング材料がアルミニウム素材の表面に付着し、マットな仕上がりとなる。
アルマイト処理、陽極酸化、Almite、Anodized
呼び方はいろいろあるが、全部同じ。
陽極酸化表面はより金属的な外観を持ち、アルミの質感を活かしたメタリックカラーの仕上がりとなる。
付属品

収納バッグ x1/Crush80キーボード本体 x1/キャッチボール用ネジ x4/中枠用ネジ x1/日本語・英語マニュアル x1/ケーブル x1/スイッチプラー x1/収納袋 x1/交換用スイッチ x3/シリコンパッド x4/シリコン製ゴム足 x2/アルミ合金製プレート x1/PET製底部スポンジシート x1/衝撃吸収シリコンパッド x2

結論:Crush80は相棒【マヴ】である
Crush80は初めて見たときから直感で見た目の美しさ、打鍵感の気持ちよさ、音の心地よさ、機能性、カスタマイズ性、コスパ…全部が揃っていて…なんて楽しそうな高級おもちゃ…もといキーボードだ…!と感じてたが、使ってみたらやっぱりその通りだった。
外観に高級感が増したことでRainy75から頼もしさが増したと思う。
好きなら絶対手に入れるべき一台だし、WOBKEYがRainy75から進化させてきたこのCrush80はマジで既製品としてかなりハイレベルな傑作だと思う。
いいキーボードがほしいなら買え!!そして毎日撫でろ!!
以上