俺だけレベルアップな件 × AMICIS キーボード キーボードの裏面まで作り込んだコラボモデル
PR。レビュー用に提供された製品を使用しています。2025年10月28日にXで公開したレビューから、実際に使ったときの記録を抜粋します。
構造
最初の感想は「やたらとキーボードとしてのクオリティが高いな…」ということだった。これまでも何度かレビューしたことがあるAMICISブランドの製品だから信用はしてるし、それなりにハードルは上げてるんだけど、やっぱりちゃんとしてる。
などと思いながら分解して納得。Magger68HEシリーズと内部構造やケースの構造が同じ。なるほどそりゃ完成度が高いわけだ。
※設計・製造をLUMINKEYが担当していることは情報公開されている
スイッチ、プレート、構造、すべてが高品質に設計され組み立ててられていることに加え、明確に「こういう音と感触にしよう」という意図が感じられる。
そのおかげで、タイピングすればするほど、程よくデッド(消音)されつつ、Jade系の芯のある音だけが僅かに残っている。余計な余韻がなく、かつ柔らかさのある良い音に整えてある。AMICISのデバイスはIPコラボブランドの枠に収まらないアイテムだと、毎度のように感心させられる。
中身は、あまり聞かない”サンドイッチマウント”と呼ばれる構造となっている。プレートとPCBの間のシリコンフォームと、ケース底部のシリコンフォームでPCBを挟むから、らしい。
ただ、個人的にはガスケットマウントの一種として認識している。プレートとPCBに挟まれたシリコンフォームが外側にはみ出しており、その部分がガスケットとなってケースに挟まれることで中空に浮かせて衝撃を吸収する構造だ。
プレートをねじ止めしないことでケースへ衝撃が伝わることを防ぎ、さらにケース底部との間にシリコンフォーム敷き詰めることで反響音を低減する。
ガスケット部分ははボトムケースの溝に嵌めこむことでズレにくい構造となっている。シリコンフォームは厚み調整がシビアであり、高精度な加工技術と品質管理がなされていることが推測できる部分だ。
ボディ
イチオシポイントが、この艶消しブラックに、キラキラと輝くラメ入り(いわゆるGlitter)のアルミニウム製ボディ。金属ボディにしては珍しく、ざらつきのある感触でつい撫でたくなる触り心地。指紋汚れなどが気になりにくいのも地味に嬉しい。
デザインは王道、キーキャップ全体を使ってキービジュアルが配置されている。
そして裏面。
ガラス越しに配置された水篠旬のイラストが、思いっきり睨んでくる。個人的にこのアイテムの最も気に入っているポイントだ。
ここにはガラスがはめ込み加工されており、ワンポイントとして効果的なアクセントになっている。当然ながら普段は見えない部分だが、ファンアイテムとして満足度が大きく高まるポイントの一つと言えよう。
担当者がここに「2期OPの0分33秒付近」のビジュアルを、しかもこの解像度で配置したこだわりに賛辞を送りたい。ブラヴォ。
また、実際に使用するときのことを考えて、ケースの高さを抑えているのも特徴的だ。
キーキャップも高さを抑えたCherryプロファイルであるため、リストレストを使わなくても手首の反り返りを抑え手の負担が減るようになっている。数値にすれば1-2mm差だが、長時間タイピングするとこの差は大きい。
キーキャップ
キーキャップは2期キービジュアルを全面にあしらい、Enterの右側1列は影の軍団の主力5キャラ(イグリット、タンク、アイアン、キバ、ベル)をデフォルメキャラにして配置。キーの数の都合でカイセルだけ仲間はずれに…俺は好きだぞ、カイセル。
フルグラフィックタイプのキーキャップは、平面のイラストをどうしても無理やりキーキャップという立体に印刷することになる。キーの立体形状に合わせてデザインを割り当てているから、絵柄のズレが少し気になる。
せっかく滲みもなく発色もよい高品質な印刷がされたキーキャップだが、どうあがいてもそのイラストをキレイな形で楽しむことは難しいのが惜しい。
厳しいデザイン監修を受けているであろうことは想像に硬くない。だが製造側の苦労を無視したワガママであることを承知で言えば、サイドレジェンドのフォントがもっと俺レベ世界感にあわせた明朝体であったり、実用性を考慮して光が透けるタイプならより嬉しかった。
スイッチもJade Proがボディの緑色が混じった色に光ってしまう難点があったものを、クリアで発色の良いボディに変えていることでLEDの発色は大きく改善された。
光透過型ではないため、LEDの光は隙間から漏れる程度。けどそれがまた“影の軍団”っぽくて、意外と雰囲気が出る。
スイッチ
LUMINKEY×GATERONで共同開発のオリジナルスイッチ「Gateron Magger スイッチ」を使用。
ラピトリ対応キーボードでは、採用されることが非常に多く、業界標準的な立ち位置となっているGateron Jade Proスイッチをベースに開発した新規スイッチだ。
Jade Proをベースにしているだけあって、押下時の透明感ある音は健在。それでいて、ステム揺れが減り、摩擦も少なく、全体がより滑らかになっている。ルブや個体差もほとんどなく、どのキーを押しても感触が均一。
箱出しで完成されてるという評価は、まさにこのスイッチの安定感あってこそだ。
※軸ブレや静音性を突き詰める磁気スイッチの中には、攻めすぎた設計ゆえにピーキーな性能になり、個体差が大きくなりすぎる事例も見られる。
使用時の記録 2025-10-28の投稿
