MelGeek MADE68 Pro クリアな紫のキーキャップと、KOMスイッチを打った感触
PR。レビュー用に提供された製品を使用しています。2025年5月2日にXで公開したレビューから、実際に使ったときの記録を抜粋します。 本文中の価格は投稿当時のものです。 別の比較投稿では、ProはRabbit0からの提供、通常のMADE68は自費購入と記録しています。
キーキャップの質感・指のフィット感
キーキャップはABS素材。表面はわずかにツヤ感があり、指先の吸着力はやや控えめ。滑るほどではないが、PBTのザラつきが好みの人には物足りなく感じるかも。形状がSAプロファイルに近く、キートップが円形状にえぐれているため、指へのフィット感が高い。
※一般的にはABS素材は使用するうちにテカりやすいことがデメリットとされるが、発色の良さや吸い付くような肌ざわりがメリットとされる。
打鍵感とスイッチの特徴
搭載されているのはTTC製の磁気スイッチ「King Of Magnetic」通称「KOM」。実はこのスイッチが非常に高性能・高精度なのだが、とにかく高価なのだ。
Rabbitでは35個で4800円で販売しており、MADE68に必要な68キー分を揃えるとほぼ1万円分となる。スイッチの種類を細かく話し出すと長くなるので詳細は触れないが、とにかく高価なスイッチが使われているのでお買い得なのだという認識でよい。
※念のため触れておくと、磁気スイッチとはその名の通り磁石をセンサーに近づけることで入力を検知する方式で、ラピッドトリガー機能に必須となっているスイッチ。高性能なだけでなく消耗が少なく寿命も長い。
押下圧はスペック上35+/-5gfとなっている。KOMスイッチはそのカチッとした押し心地と衝突感のある打鍵感が特徴。初動が非常に滑らかで、押し込むと加速してストンと落ちるようなストローク感がある。
押し始めは軽めに感じる一方で、かなりしっかりと反発する。その反発の仕方もバネで鋭く反発してくるというよりは、ヌルッとスムーズに力強く押し上げる感じで、指を離そうとする操作を自然に補助してくれる感じが強い。
Rapid Triggerの挙動も自然で、キーを軽く押してすぐ戻すような操作でも反応にムラがない。最近のラピッドトリガーキーボードに多く採用されるJade Proとくらべても、そのスムーズさとスイッチ軸ブレの少なさにおいてはっきりと違いを感じることができる。
MADE68PROにはガスケットマウントのような消音・緩衝機構がないこともあり静音性はない。これはインゲームにおいて0.01mm単位の繊細な性能を安定的に発揮するには理想的な構造なのだが、その代償として文章のタイピングなどに長時間使うとカチカチした打鍵音や、衝突の負荷による指への疲労が気になる。
この点は採用しているスイッチやキーボードの構造において「何を重視するか」というコンセプトによるもので、各製品において大きく感触が異なる部分でもある。
性能が人間に感知できる限界を迎えつつある最近のゲーミングキーボードにおいては、自分が好きな製品を選ぶための重要な「差別化ポイント」となるので、ぜひ「打鍵感・操作感」にも注目して自分にあった製品を選んで欲しい。
使用時の記録 2025-05-02の投稿 / 2025-01-26の投稿
