ELECOM VM610 自腹レビュー 最初は合わなかったマウスが、2カ月後にはメインになった
2024年2月、自分で買ったELECOM V custom VM610を握って最初に思ったのは、「俺にはアカンかも」だった。クリックは硬いし、ホイールには一段ずつカクッとした手応えがある。なのに4月には、これをメインマウスにしていた。評価が変わったのは、握った瞬間よりも、エイムを指先で微調整する場面のほうが、この形の良さが分かりやすかったからだ。
親指の置き場が残る、細いサイドボタン
VM610は、エレコムが右手のつまみ持ち向けに設計した左右対称マウスだ。自分が気に入ったのは左側面。サイドボタンがかなり細く、親指を置く位置の自由が利く。ボタンを大きくして押しやすくする設計もあるが、私には、指を置きたいところにちゃんと置けるほうがありがたかった。
公称重量は約54g。持った印象も軽い。ただし、メインクリックは軽いタッチで入るタイプではない。硬めのクリックと、回したときに一段ずつはっきり分かるホイールをどう感じるかは、形状とは別に好みが分かれると思う。
ガラスパッド、ハイセンシ、指を伸ばし気味のつまみ持ち
開封から数日で印象が変わったのは、GMXのガラスパッドで、感度を高くして指先で動かしたときだ。「つまみ持ち」と言っても幅がある。私の場合は指を伸ばし気味に構え、親指、人差し指、薬指で細かくエイムを合わせる。この持ち方で動かすと、手のひらで支えなくてもマウスがよく馴染んだ。
表面については、最初の投稿で「滑る」、同じ日の書き直しでは「可もなく不可もなく」と書いた。しばらく使ったあとの結論は、自分にはグリップテープが欲しい、だった。本体の形状を気に入ったことと、素の表面がベストだったかは別の話だ。
4月には「使えば使うほど馴染む」と書き、5月にも、指先でマウスをコントロールしたい人には一度試してほしいと思っていた。逆に、手のひらを背中に預けてマウスを動かす人に、私の感想をそのまま当てはめるのは難しい。試せるなら、握ったところで判断せず、照準をほんの少し左右にずらす動きまでやってみてほしい。
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