TRN Medusa、Orca、Wyvern Black、ST7、LANを聴き比べ ボーカルの輪郭と低音で選ぶ5機種
aojimax
EVERBLUES
最初に聴いたときのメモには「ウーファーかよ」と書いている。BQEYZ Winterは、低音が強く出ていても、その陰にほかの音が隠れにくい。高い音は輪郭が見えやすく、自分の耳には刺さりにくかった。残響もあって、音場の広さまで一緒に楽しめる。ただ、この印象にはひとつ大きな条件がある。耳の中でちょうどいい位置に収まっていることだ。
使い始めたのは2023年11月。12月には、イヤーピース選びでずいぶん迷っていた。いい位置に収まったときの音が好きだから、少しずれるとかえって気になる。あとで自分が勧めていたのはfinal TYPE Eの完全ワイヤレス用だ。私には試す意味があったが、サイズまで他人の耳にそのまま当てはめるのは難しい。
装着が決まったときには、手持ちの中でこれに勝てるものがないと思ったこともある。一方で、同じアーティストの曲でも、気持ちよくはまる曲とそうでもない曲との差が大きかった。何を流しても同じ調子で鳴らしてほしい人には、ここが弱点になる。
2024年にLINKIN PARKの『METEORA』を聴き返したとき、20年前の記憶が鮮やかに戻ってきた。2025年に「どうしても手元に残したいイヤホン」を挙げたときにも、Winterはまだその中にいる。装着の手間があっても残したくなる理由は、気に入った曲と噛み合ったときの、あの音の広がりにある。
使用時の記録 2023-11-26の投稿 / 2023-12-04の投稿 / 2023-12-13の投稿 / 2024-03-12の投稿 / 2024-10-30の投稿 / 2025-06-23の投稿