2023.12.19 2023.12.20

今後もラピッドトリガーキーボードが大量に発売予定であることが明かされた：GATERON10周年記念新製品発表カンファレンス(日本語翻訳版)

aojimax

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/記事を一部省略・抜粋しています

元記事：https://www.gateron.cn/news/46.html

[概要]
「第2世代の磁気軸」のデュアルレール磁気スイッチは円形の永久磁石とホールセンサーでありsteelseries、wooting、Corsair、Rakka、nuphyなどのキーボードと互換性がある。さらにAmilo、wookong、MelGeek、Teamwolf、Ai Stoneにも互換性があるとのこと。 (一部の製品はまだ発売されていない)

角形永久磁石を採用している37Bについては、現時点で販売されたキーボードは VGN（VXE）のATK68 のみとある。これはATK68より先行して発売されたArbiterstudioのYUIAIM/POLAR65に採用されたKS-37スイッチは複線軸ではないためである。

しかし複線軸は安定性が増す一方で、摩擦・抵抗が増えることからルブの塗布量調整や作業もシビアになる。ファクトリールブによっては品質のばらつき、スイッチ押下圧の増加、キー反発速度の低下などが懸念されるため、導入が見送られていた経緯もあり、一概に「複線軸を採用したから上位互換」とは言い切れないことに注意すべきである。

なお、記事内にて触れられていなかったKS-37Bの導入予定については、中国のデバイス事情に非常に詳しいひとし氏（@hitoshi_1107）の下記ポストに詳しい。

現在20Uを使えるsteelseries、wooting、Corsair、Rakka以外にNuphy、Varmolo、Wookong、Melgeek、Fnatic、Teamwolfなどのメーカーからも登場予定
37BはHiground、Yukiaim、VXE ATK68以外にKZZI、ROCCAT、WAIZOWL、Keychroならも登場予定
— ひとし (@hitoshi_1107) December 19, 2023

GATERON軸を採用しているwootingやRakkaだけでなく、今後様々なメーカーからGATERONの第二世代スイッチ（デュアルレール軸）を採用したラピッドトリガー対応キーボードが発売されるということになる。

記者会見で、GATERONマーケティング部の李マネージャーはまず、複線磁気オレンジ軸、磁気翡翠軸、37B白軸という 3 つの新しい磁気シャフトを紹介しました。

今回の発表会では多磁軸の発表に加えて、最大の目玉はデュアルトラック構造であるということでした。この新しいガイドレールの設計により、シャフトがより安定して滑らかになり、同時にシャフトから騒音が発生しにくくなったことは間違いありません。

このカンファレンスで発表された新しい複線磁気オレンジ軸と37B白軸は、どちらも革新的な複線構造設計を採用しています。以前の磁軸よりも明らかに安定しており、キートップのブレは基本的にありません。両磁気軸は高感度軸となっており、コア部分は磁気結合原理を採用し、ホール誘導効果を利用してキーの反応をより速く、より正確にします。
GATERONは2019年に世界初の磁気シャフトを発売して以来、2023年には磁気軸と磁気軸構造の質的アップグレードを行っており、記者会見ではデュアルトラック構造と磁気軸の利点と応用が詳細に紹介されました。

複線磁気オレンジ軸と37B白軸はどちらも複線磁軸ですが、違いは以下のとおり。