Darmoshark KT65 MAX 8K設定解説

Darmosharkから発売されているフラッグシップモデル「Darmoshark KT65 MAX」の設定方法について解説します。
ちなみに一言でこの製品の特長をご紹介すると「めっちゃ高級感あってかっこよくて性能がいいゲーミングのキーボード」です。マジでいいです。
【PR】製品を実際に使用してみてのレビューは下記記事をご参照ください。

1.設定用ソフトウェアをダウンロードする
2025年5月現在、このキーボードの設定をするには、専用ソフトウェアをダウンロードする必要があります(WEBドライバは非対応)
①公式ページへアクセスする
MODEL:KT65 MAX 8K – HARUHIharuhidenrei.jp
②専用ドライバーをダウンロードする

「専用ドライバーはこちら」をクリック
③ダウンロードしたフォルダを解凍する


④exeファイルをダブルクリックしてインストールする





2.Darmsharkソフトウェアを起動する
①言語を日本語に変更する



②ドライバ、ファームウェアのバージョンを確認する
「すでに最新バージョンです。アップグレードの必要…」と出ていればOKです。何もする必要はありません。言葉が途中で途切れているのはデザイン上の制約なので、気にする必要はありません。
※もし「すでに最新バージョンです。アップグレードの必要…」という文章が出ていなければ、クリックして更新作業が必要です。

3.クイックトリガー(ラピッドトリガー)の設定をする
厳密には、アクチュエーションポイントの設定と、ラピッドトリガーの設定の両方をやります。クイックトリガーとラピッドトリガーは同じ意味です。

①トリガー機能の画面に切り替えます

②クイックトリガー(ラピッドトリガー)を設定したいキーを選びます
※VALORANTを想定して説明しますが、基本的には他のゲーム用でも設定方法は同じです
まずは、移動に使う「W、A、S、D」の4つをクリックしてみましょう

③アクチュエーションポイント(押した時に反応する浅さ)の設定をします
押した時の反応する浅さは「トリガーストローク」で設定します。翻訳のバグ(デザイン上の制約)で「トリガースト」で切れてますが気にする必要はありません。

下の【トリガースト】の水色のバーの一番上の方を押してみましょう

④アクチュエーションポイントを0.1mmにする
これによって、W,A,S,Dの4つのキーは、0.1mm押しただけで反応するようになります。
他にも、「歩き」「しゃがみ」「スキル」なども同様に設定したい場合は、それぞれに対応する「Ctrl」「Shift」「Q」「E」「C」などで、同じ操作をして設定してあげてください
「0.10mm」は最短の反応にするための設定ですが、VALORANTのプロでも0.1mmだと浅すぎで、0.30mmくらいが使いやすいという選手もいますので、最終的には好みの数値で設定してください。
⑤ラピッドトリガーの数値を0.01mmにする
次は、クイックトリガ というところをONにします

クイックトリガのところに、関連する設定が開きます。
全部ONにして、下記の画面と同じになっていればOKです。

⑥補足
文字が途切れていますが、「個別に設定」というのは、押した時(プレス感度)と離した時(リリース感度)のクイックトリガー(ラピッドトリガー)の反応数値を別に設定できるようになる設定です。例えば、押したときの反応は0.5mmでONにしたいけど、離したときは0.01mmでOFFをにする、といった設定が可能になります。
VALORANTであれば、0.01mmでストッピングが可能になります。この数字も「敏感過ぎる!」ということであれば、「0.05mm」や「0.10mm」にして試してみてください。
※ややこしいですが、アクチュエーションポイントとは別です。アクチュエーションポイントは、押していない状態から「初めて押した時の反応する浅さ」、プレス感度は「いったん押した後に離し切る前にまたONにする浅さ」を指します。よくわからない、という方は、無視しても全く問題ありません。

全ストロークにクイックトリガ
基本的にはONを推奨します(機能の説明文はバグってるので無視して大丈夫です)

底付き最適化
基本的にはONを推奨します。これをONにすることで「ちゃんとキーを押してるのに、勝手にOFFになるときがある(入力切れ)」というトラブルを回避できます。

4.その他の設定
その他、設定項目について説明します

①右上にある細かい設定
・Tickレート
基本的には【60Tickレート】に設定することを推奨(殆どの場合、この設定を変えても影響があることはありません)
ティックレート(Tick rate): ここで言うTick rateは主にゲームサーバーとの更新レート、つまりサーバーが1秒あたりにゲームステータスを読み取る回数を指します。例えば30Tickはサーバーが1秒あたり30回更新することを意味します。 磁軸スイッチの入力は非常に高速であるため、最新性能の磁軸キーボードは厳密には一部のPCでは正しく認識できなかったり、誤って入力が見逃される可能性があります。特に一部のゲームタイトルではキーを押してから離すまでの間隔があまりにも短すぎると入力が認識されない場合があります。
・アンチシェイクレベル(Anti-shake level):
いわゆる手ぶれ補正、磁気スイッチを押し込んだときに「グリグリ」すると入力切れしたりするのを防止する機能。Highにすると遅延が増えるので、使わない方がよい。入力切れを防止するなら、この機能を使うのではなく、クイックトリガの数値を0.01から0.05のように少し大きくするほうが効果的。
HIGH、MEDEIUM、LOWについて
軸の種類によって安定性が異なるため、キーボードは遅延を増やすことで軸の不安定さによる二重押下(ダブルクリック)を抑えることができます。アンチシェイクレベルが高いほど、遅延が大きくなります。
・レポートレート(ポーリングレート)
基本的には「8000Hz」推奨。一番遅延が少ない。
・通信モード
高速モードを推奨。遅延が減る。
②スイッチの選択
初期状態では、Gateron Magnetic Jadeしか選択肢にないが、将来的には他の磁気スイッチにも対応する予定となっており、ここに選択肢が増える(はず)
③校正(キャリブレーション)
なにか調子がおかしい、ファームウェアをアップデートした、スイッチを交換した…といったときに使用する「磁気スイッチの初期設定」モード。
全てのキーを
・ゆっくりと
・1つずつ
・一番下まで軽く押す
という作業を、2回ずつやります。
1回目は黄色、2回目は緑色になります。
全てのキーが緑色になったら、右下の「停止」を押すことで完了します。