TGS2026で日本語キーボードを比べるなら、普段使うキーから選びたい

キーボードを小さくしたい。でも、ゲームで使うFキーも、文章を直すときの矢印も、いつもの場所にあってほしい。そんなときは「日本語配列」という表示に加えて、普段の操作をどこまで変えられるかを見ておきたいところです。
TGS2026では、小型のFUN60 Pro SP JP、スペースキー周辺を作り直したSHOOTER、独立したF列と矢印を持つC75、薄型のK3が比較候補になります。気になる操作から、立ち寄る展示を選べます。
この記事は2026年9月15日時点の公式告知・製品資料をもとにしています。一般公開日は9月19〜21日。出展予定と、手元で確かめたいことをつなげて紹介します。Keychronの出展案内、GRAPHTの出展・開催案内
| 気になること | 見る候補・場所 | 案内されていることと、比較のポイント |
|---|---|---|
| 小型にしても普段の操作を続けられるか | FUN60 Pro SP JP/GRAPHT 10-C08 | JPモデルの試遊を案内。独立したF列のない構成で、よく使う操作の入力方法を見る。 |
| 長いスペースキーと日本語入力を両立できるか | THE SHOOTER – Custom Gaming Keyboard 68/GRAPHT 10-C08 | 日本語配列を見直したモデルの試遊を案内。スペースキーの押しやすさと、普段の日本語切替の手順を照らし合わせる。 |
| Fキーと矢印を独立した位置に残したい | C75 TMR 8K/Keychron 10-E22 | 国内製品はJIS。展示・打鍵の告知はあるが、会場個体の配列は未確認。F列と矢印の位置を見る。 |
| 薄型の手の置き方が合うか | K3 HE/Keychron 10-E22 | 展示を案内。製品にはJIS・US両版があるため、JPの操作まで比べるなら試遊台の配列を確認する。 |
取り上げたのは、手元の操作に異なる特徴がある製品です。まず小型とスペースキー周辺を見るなら10-C08、F列や薄型も比べたいなら10-E22を加える、と目的を分けられます。各製品の試遊予定はGRAPHTの展示ページとKeychronの出展案内で確認できます。
小型にするなら、Fキーと矢印の使い方を一緒に見る
FUN60 Pro SP JPは60%サイズの日本語配列モデル。公式の製品写真を見ると、数字の列の上に独立したFキーの列がありません。対象のJPモデルについて、TGSでの展示・試遊が案内されています。FUN60 Pro SP JPの製品写真・試遊案内
ここで確かめたいのは、自分がよく使うキーの入力方法です。普段、自分の環境でF7を変換に使っている人なら、その操作。ゲームにFキーを割り当てているなら、そのキー。文章を直すときに矢印を使うなら、カーソルを動かす操作も一つ選んでおきます。
独立したキーがないことは、その入力ができないという意味ではありません。ただ、組み合わせて押すキーや手の動かし方が変わる可能性があります。試遊台でできる操作を確かめ、入力を試せなければ説明員に実演を頼んでみてください。実演でも分からなかった操作は、あとで調べることとして残しておきましょう。Fキーも日本語の切替も、手順が分からないまま「いつもどおり使える」と決めないことが大切です。
その手順を受け入れられるなら、FUN60の小型構成が候補に残ります。普段のFキーや矢印の位置を残したいなら、C75 TMR 8Kも見ておきたいところです。
C75の国内JISモデルは87キー。製品写真では、F1〜F12の独立した列と、右下の逆T字に並ぶ矢印キーを確認できます。同じ国内代理店がC75のTGS展示を告知しているため、日本語配列を探す人の比較候補になります。C75のJIS製品写真・仕様、TGS展示案内
C75では、F列へ指を伸ばす位置や、矢印へ手を移す動きを見てみてください。物理的にキーが独立していることと、試遊台で押したときの動作は別なので、いつもの操作になるかも合わせて確かめます。小型にするために入力手順を変えるか、使い慣れたキーの位置を残すか。この違いを意識して触ると、どちらを選びたいかがはっきりします。
長いスペースキーが気になるなら、日本語の切替まで一組で
同じGRAPHTブースで見るSHOOTERは、スペースキー周辺の違いに注目したいモデルです。公式は、日本語配列の短いスペースキーなどを見直して設計したと説明しています。公式カタログでは「65% 日本語配列」とされ、製品図でも長いスペースキーを確認できます。カタログ掲載名は仮称です。SHOOTERの展示・試遊案内、公式カタログの製品図(62〜63ページ)
まずは、普段スペースキーを押している位置に親指を置いてみる。押す位置に余裕があるか、ほかのキーへ指を動かしやすいか。FUN60と見比べる理由は、同じ日本語配列でも、この周辺の作りが違うことにあります。
そのうえで、日本語入力のときに使う操作を一つ照らし合わせます。変換・無変換のキーをよく使うなら、その操作はどう入力するのか。別のキーで日本語を切り替えているなら、いつもの方法を続けられるのか。「日本語配列だから同じはず」とせず、普段の手順を具体的に伝えるのがポイントです。
スペースキーが押しやすく感じても、頻繁に使う切替が面倒になるなら候補から外す理由になります。反対に、手順を維持できる、あるいは変更を受け入れられるなら、長いスペースキーを選ぶ理由が残ります。使っていない操作まで必須条件にする必要はありません。自分が普段していることを基準にできます。
薄型は、指を置いて押し込む動きで比べる
K3 HEは、ロープロファイルの磁気スイッチを使う薄型モデルです。Keychronブースで、配列に加えて手の置き方も比べたい人の候補になります。K3 HEの製品案内、TGS展示案内
指をキーに置いたときの手の位置と、そこから押し込むときの動きを見てみてください。先に触った候補と比べて、自然に指を動かせるか。薄型を選ぶ意味があるかは、この感触から考えられます。
K3にはJISとUSの両版があります。JISの試遊台なら、普段使う日本語キーへの届き方も合わせて比較できます。USだけだった場合も薄型の手の置き方は参考になりますが、JP配列が自分に合うかの判断は残ります。
また、展示台での短時間の感触から、長時間使ったときの疲れまで決めることはできません。ここでは、薄型を候補に残して詳しく検討したいか、というところまで確かめるのがよさそうです。
変えたくない操作を残す
見終わったら、製品名の横に「続けたい操作ができたか」を一言残しておくと、あとで選びやすくなります。
たとえば「Fキーは独立した位置に残したい」「長いスペースキーは気になるが、日本語切替の手順をもう一度確かめたい」「薄型の感触は見た。JP配列は次に確認する」。分からなかったことも、そのまま残して構いません。
小型化で変えてよい操作と、変えたくない操作が分かれば、次に見る製品も選びやすくなります。来場前にはGRAPHTとKeychronの案内を見直し、気になる操作を持って展示へ向かってみてください。
