GravaStar Mercury K1 Lite 提供レビュー
絶妙なキモカワデザインのくせにコスパがいい
見た目からしてオリジナリティが爆発しているGravaStarのキーボードです。15%OFFクーポンで¥11,883

完全にデザイン重視のネタキーボードかと思いきや、価格はお求めやすいし性能もいい謎の製品でしたのでご紹介します。
未来感バリバリのデザインに、メカメカしさ全開。キーボードというよりもSF映画の小道具みたいなルックスで、デスクに置くだけで雰囲気が一変します。ロボット好きならたまらないかも。


磁気軸ではない
ラピッドトリガーは搭載されていませんが、奇抜な見た目とうらはらに完成度は結構高くて、これがまた、結構おもしろい。見た目だけのネタアイテムではなく、普通に使えるレベルでしっかり仕上がってます。
技適マークの表示はありますが、番号が本体および箱にありません。番号は220-JP8275になりますので、早急になんらかの方法で対応されたい。
ボディの素材が気になりますが、なんとPVCです。いわゆる塩化ビニル。
プラスチックっぽさを想像するかもしれませんが、白の発色もよく、表面もザラッとした質感で安っぽさはゼロ。継ぎ目もなく、成形精度はなかなかのものです。
一般的なゲーミングキーボードで使われるABSやPBTと比べると、PVCは耐久性に劣るかもしれませんが、質感重視でこの素材を選んだ感じでしょうか。ちなみに裏面のデザインは「いかにもメカ!」な感じになっており、裏側すらも見せたくなるレベル。

やりすぎ(褒めている)
金属ボディバージョンもあるよ
このK1にはLiteのほかに、通常のLite K1と、K1 Proがあります。そちらのフレームはアルミニウム合金で作られていて、剛性感はさらに増していそう。

こっちはそんなに重くないですが、アルミフレーム版は相当な重量級でしょうね。ただし、このモデルもほどよい重量感があるので、軽すぎてチープということはなく、むしろバランスがいい感じっすね。
打鍵感と打鍵音
打鍵感はかなり柔らかめ。スコスコと軽やかに押せる感じで、タイピングの負担は少なめです。音はかなり低めで、いわゆるThocky(コトコト系の音)。
デッドになりきっているわけでもなく、最後のほうにちょっとカチカチした要素が残る独特の音。耳に心地よい低音の響きがあるので、打っていて楽しいですね。この価格でこの打鍵音が出せるのはなかなかのもの。静音ではないですが、パチパチした高音がないので、不快な音にはなりません。
ガスケットマウント構造になっており、プレートはかなり柔らかめ。押すとグッと沈み込む感じで、その分タイピング時のショックが少なく、長時間のタイピングでも指が疲れづらい仕様です。実際に長時間使ってみると、その恩恵は結構感じられます。
総括
奇抜な見た目のわりに実用性が高く、打鍵感と打鍵音も心地よいキーボード。打鍵音が静かではないことを除けば、実用的かつデスクのアクセントとしても機能する面白い製品です。
金属フレームのK1とK1 Proが日本でも取り扱われると嬉しいですね。ぜひお願いしたいところ。あっちは脚もついてるし!
→無事に日本でも発売されました!!
