Fosi Audio K7 レビュー(2025.01)
PCゲーマー最初の1台に超オススメ…AstroMIXAMP買うくらいなら絶対にこっちを買うべき
まず結論から。据え置きDACとして価格相応の性能を備え、物理ボタン4つ、ダイアル2つ、LCDディスプレイによって非常に操作性が良いのがポイント。実売価格は3万円程となりますが、価格相応の価値はあります。
DAC(デジタルからアナログに変換する部品)も高品質・高性能でオーディオファンが多い旭化成のAKMチップを使用。また、バランス4.4mmプラグにも対応しており、オーディオファンも楽しめるレベルのゲーミングDACとなってます。
DACチップやアンプ機能が貧弱すぎてPCでの利用はとてもじゃないけど推奨できないASTRO MIXAMPとは比較になりません。
GameDAC Gen2 や ASTRO MIXAMPを買うならコレ買いましょう。
他機種との比較
ASTRO MIXAMP PRO TR
実売価格1.7万円。2025年基準で遠慮なく言うと「極めてオススメできない機器(※PC利用の場合)」です。ただしPS4やPS5で使う分には、VCとの音量バランスを手元で変更できるという最大の利点がありますので、その点に大きな価値はあります。でもHDMIから光を分離したりしてやたらとコストがかかる割に音質向上効果は知れているので、やっぱりオススメはしづらい…
いまだにこの機能を備えたDACは他にほとんどありません、PCでもソフトウェア調整するか、StreamDeck+などの汎用デバイスの導入が必要になります。
ただし、PCで使うなら買わないでください。チャット側の16kHzは激ヤバ音質ですが、VCなのでまだ我慢できます。ゲーム音側の48kHzは残念ながら2025年基準では物足りないと言わざるを得ません。
Steelsiries GameDAC、GameDAC gen2
FosiAudio K7が出るまではゲーミング用途に特価したDACの中では比較的高音質でオススメしやすい存在でしたが、やはり2025年基準でいくと価格に対して性能はシンドイものがあります。MIXAMPより高音質で、操作しやすい画面を備えているため、CS機で使う際に、DAC側でEQを調整しやすいのが最大の利点です。ダイアルがデカイのが1つですが、押し込みによりVC音量の調整もすぐできるので、使いやすいさはあります。
入力も光ではなくUSB×2になっているため、PCとCS機両方につないでおくという使い方ができるのが強みでしょう。
ゲーム音とVCの音量バランスを手元で調整したいのであれば、今でもPCで使うのは「アリ」です。それ以外の部分はすべてFosiAudio K7に負けていますので、PCで使うなら迷わずFosiAudio K7にしましょう。音楽を楽しむための音質は比較にならないほどK7が勝っていますが、FPSなどのゲームで明らかに優位になるほど性能差があるかと、その点はそんなに変わりません。
FIIO K11
実売価格2.3万円。価格やサイズ、性能ランクが近い最大のライバルでしょう。FPS利用においては、足音の聞き分け能力に明確な差はありません。
FosiAudio K7が勝っているのは、上面に物理ボタン5つ、ダイアル2つ、液晶画面が付いいて調整しやすい部分と、Bluetooth入力がある点です。3.5㎜マイク入力もあってヘッドセットも使えますので、ゲームやVCが多いならFosiAudioK7、音楽中心にクリアな音や迫力を求めるのがメインで、ゲーム以外の利用が多いならFIIO K11を買うのをオススメします。
価格
Makuakeでは先着順で21,999円(先着50台)、23,999円(先着500台)、25,999円(無制限)
今後、AmazonJPでも取り扱い予定となっているが、価格は29,999円。さらに、Fosi Audioさんが「セール時でも28,999円より安くすることはない」と言い切ったので(さすがに未来永劫ということは無いと思うが…)迷っている人は、Makuake受付期間の2025年3月1日までに買って損することは無さそうです。
販売予定
Makuakeでの購入は3月1日まで、その後は公式サイトやAmazonでも29,999円で販売予定。
プロジェクト開始:2025年1月16日
プロジェクト終了:2025年3月1日
お届け予定:2025年5月末→ Makuake購入者は3月中旬から発送開始とのこと、遅くて5月末にはお届けする!とFosiAudio担当者が言ってました。
操作性
暗い環境でも設定が一目でわかるLCDディスプレイ搭載「ボリュームノブ(左)」と「マイク音量・低音・高音調整ノブ(右)」が直感的で使いやすい。ボタン切替で各設定を簡単に変更可能
ゲームや音楽に合わせて、手元で低音・高音の調整(マシマシ or ナシナシ)が即座にできます。これがとにかく便利で楽しい。「あ!ちょっと低音増やそう!」が手元ですぐにできるのは本当に楽です。オーディオファンが「EQなどで音を調整する」ことを非常に嫌がる傾向にあるためか、DACアンプ(FIIOなど)には、こういう機能は付いていないことが多いです。各種モード切替は独立ボタンで操作性ヨシ、複雑なメニュー操作が不要なので、マニュアルなどを見なくても直感的に操作できます。
スペック
特長
・4.4㎜バランス接続に対応している
4.4㎜端子のイヤホンを持っている人はそのまま活用できます。ASTRO MIXAMPやGameDACは4.4㎜バランス接続に対応していませんでしたので、この点は明確にメリットになります。
・3.5㎜マイク入力に対応している
ヘッドセットのマイクをゲームVCに利用できるので、別途USBマイクやオーディオインターフェースを用意してマイクを接続しなくても、これ1台でゲーム環境を簡潔させることができます。
マイク音質にこだわるユーザーは外付けでマイクを用意したほうが良いので使う必要はありませんが、現状のヘッドセットを使うのに便利な場面はありそうです。
音質とパワー
旭化成DACチップ「AK4493SEQ」を採用。FIIO K7と同じチップだが、デュアルではないし当然音質やアンプ性能が異なる
片側2,000mWのハイパワー出力で、クリアかつ迫力ある音を実現(※一般論として、アンプ出力が高いほどボリューム確保しやすく、本来の音質を引き出しやすいとされる)
豊富な接続性
3.5mmマイク対応:ヘッドセットでVC(ボイスチャット)が可能
Bluetooth対応(aptX HD/aptX LL/aptX/AAC/SBC):スマホからの音を高音質&低遅延で再生可能
CS機器対応
UAC1.0モードに切り替えることで、PS4/PS5/Switchにも対応。高音質でゲームを楽しめるほか、自分のマイク音量を調整できる
※ただし、VC音量とゲーム音のバランス調整は不可
高品質なボディ
フルアルミ製で高級感ばっちり。ボタンの隙間や塗装面の乱れもなく、一部プラスチック製という妥協もなし。ずっしりとした重量感があり、所有欲を満たしてくれる
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