Keychron C0 HE 8K レビュー 左手親指にスペースと2つのFnを任せる片手キーパッド
製品提供:KOPEK JAPAN。2026年5月に実機を使用した。
Keychron C0 HE 8Kで一番気に入ったのは、右下にある十字形のスペースキーだ。普通のキーボードなら、WASDに指を置いた左手の親指は、ほとんどジャンプするためだけに使っている。C0 HEでは親指を少し伸ばした先にスペースがあり、その手前にはFnが2つある。キーを35個まで減らしたのに、いちばん暇だった指でできることは増えた。
親指を伸ばす人には、このスペースの位置が効く
小さいキーボードが欲しいだけなら選択肢はいくらでもある。C0 HEを選ぶ理由は、スペースを右下に移して、通常のスペースバーが占めていた場所に別のキーを置いたことだ。Fnをレイヤー切り替えに割り当てれば、WASDから手を大きく動かさず、同じキーに別の役割を持たせられる。分割スペースバーで片側をFnにしている人なら、この配置の面白さはすぐに伝わると思う。
私は指を少し伸ばしてゆったり構えたいので、この位置に親指の行き先があるのがうれしかった。一方、いつものスペースバーを押す角度のまま、十字キーにも自然に届くとは限らない。店頭で触れるなら、まずWASDに手を置き、目を離したままスペースと2つのFnを押し分けられるか試してほしい。
打鍵感とパームレスト
磁気スイッチはKeychron Ultra-Fast Lime。押している途中でキーがぐらつく感じが少なく、離せば素直に返ってくる。樹脂の箱の中でガシャガシャと音が響くような安っぽさも感じなかった。ゲーム用の左手デバイスで、触っていて気持ちいいかどうかは案外大事だ。
一体型のシリコン製パームレストは表面がさらさらしていて、手を置いてもベタつかない。手のひらの位置が落ち着くと、先ほどの親指の配置も生きてくる。逆に、好みのパームレストに交換して手元の高さを細かく合わせたい人にとっては、一体型であることが制約になる。
VALORANTで使う前に決めておきたいこと
物理的にBキーがない。VALORANTで普段どおりBを押して購入画面を開く人は、ゲーム側の割り当てを変えるか、Keychron Launcherで押しやすい位置にBを用意したい。キーが少ないぶん、こういう日常的な操作まで含めて配置を考える必要がある。
もうひとつ惜しいのは固定式のUSBケーブルだ。デスクに通してあるケーブルをそのまま使うことはできず、断線したときにもケーブルだけ買い替えるわけにはいかない。一部のキーは形状も特殊で、手持ちのキーキャップセットを丸ごと流用したい人にも向きにくい。
C0 HE 8Kは、片手用にしてマウスを振る場所を空けたい、そのうえで左手の操作も組み直したい人に合う。私なら選ぶ決め手は8Kの数字より、親指を少し伸ばしたところでスペースを踏み、手前の2キーを空けておけることだ。
使用時の記録 2026-05-22の投稿
